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助詞4種類の見分け方をマスターせよ【格助詞】【副助詞】【終助詞】【接続助詞】【中学国語文法】

投稿日:2022年5月23日 更新日:

どうも!がこないのクボタです。

今回は中学国語文法「助詞」の第1回助詞4種類の見分け方の講義になります。助詞は中学国語文法の中でもトップレベルで難解な部分になりますが、今回の講義はその中でも点数を稼ぎやすい美味しい部分になります。ぜひ諦めないでついてきてください。

それでは今回は先に結論(攻略チャート)をご覧ください。

それではやっていきましょう。



品詞としての助詞の抜き出し方

そもそも助詞の分類に入る前に、助詞を抜き出せないと意味がありません。最初から助詞に下線が引いてあるなら問題ないのですが、やはり自分で抜き出せないと不安ですね。復習にはなりますが、簡単におさらいしましょう。

助詞は付属語で活用しない

助詞とは品詞レベルの話なので、まずは品詞分解できることがスタートラインです。復習になりますが、10品詞はこんな感じ。

今回は助詞の話なので細かい中身は割愛しますが、大雑把に付属語で活用しないものが助詞です。

自立語と付属語の抜き出し方(復習)

助詞は付属語なので、「自立語と付属語」の抜き出しが必須になります。やり方としてはこちら。

文節→単語に分けて、各文節の頭の1単語が自立語、それ以外が付属語

1問だけ練習問題です。次の文章を自立語と付属語に分けてください。

私の友達が後でここに来ます。

先ほどのルールを守って分けると、解答はこうなります。

つまり、自立語と付属語の抜き出しに必要な力は、「単語分け」ということになりますね。詳しくは以前の記事を貼っておくので、苦手な方は復習しておいてください。

単語の完璧な分け方をマスターせよ! その1 〜基礎と間違えやすいポイント2つ〜【中学国語文法】

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自立語と付属語の抜き出しは、結局文節・単語分けって話【中学国語文法】

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付属語の中で助詞の見分け方

今回の話にだんだん繋げていきますね。無事に付属語が抜き出せたら、その時点で残るのは助動詞か助詞です。つまり、最低でも上の意識があれば、助詞を(品詞として)抜き出す正答率は50%まで上がるんですね。

助動詞か助詞かを判別するために、大まかな考え方をその品詞名につなげて説明すると

助動詞は動詞(や用言)の下について助けやすい

助詞はそれ以外の言葉の下で助けやすい

となります。これは暗記ではなく理屈(助動詞の名前の意味)で覚えてください。余分な暗記は脳に負荷がかかるので。

ちなみに例外はもちろんあります。つまり、

助動詞なのに名詞につくもの(断定の助動詞「だ」など)

助詞なのに動詞の下につくもの(終助詞など)

は確かに存在しますが、最初は例外扱いとして後回しにしてください。基本ができて初めて気にするポイントです。同時に覚えようとせず、基本(より一般的なもの)をきちんと押さえてから初めて考えましょう。

では先ほどの問題に戻ります。

私の友達が後でここに来ます。

この文章の付属語は「の」「が」「で」「に」「ます」と5つありますが、それぞれが付いている元の語を見た時、動詞「来る」についている「ます」だけが助動詞ということになります。

はい、ここまでが品詞分類の話、つまり全て復習になります。冗長にはなりましたが、助詞の4種類の分類の前に必要な知識になるので覚えておきましょう

助詞は4種類に分類される

それではいよいよ助詞の話に移ります。助詞は1つ1つ取り上げてその分類・意味を解説すると非常に難解な単元になります。よって、最低限ここまで理解できればOKのラインを、私が個人的に設定させていただきました。

はじめに助詞は大きく分けて4種類に分類されます。まずは名前だけ覚えてください。

格助詞

副助詞

接続助詞

終助詞

はい、これは一般的な文法書に載っている順になります。

この順番はおそらく助詞の中での重要度順で並んでいるのですが、私は今回分類のしやすさ順(見分けるのが簡単順)に並び替えました。それがこの順番。

接続助詞

終助詞

格助詞

副助詞

この順にした理由は後から説明しますね。分類の仕方としては、ある助詞を目にしたとき、

接続助詞かどうかを検証→違ったら終助詞かどうか→違ったら格助詞かどうか→どれにも当てはまらなかったら副助詞

の順でフィルターにかけるといった具合です。(私が授業現場で10年前に考えたオリジナルの方法なのですが、なんとなくYouTubeの動画上で披露したところ、現在700以上の高評価をいただいております。)

それぞれの助詞の定義は文法書の中で小難しく描かれていますが、私としては結局「助詞はおまけ的に支える係」なので、もっと大雑把な定義(イメージ)で掴むべきだと考えます。

よって誤解を恐れずに大雑把に定義するとこんな感じ。

接続助詞・・・文と文を繋いで支える

終助詞・・・文末で支える

格助詞・・・メインで支える

副助詞・・・その他で支える

はい、ここまでシンプルにすると分かりやすいですよね? ただ流石にこのイメージだけだと言葉足らずになるので、今から順番に簡潔に説明していきます。



接続助詞は繋いで支える

では一番簡単な接続助詞から。定義のまま、

文と文を繋いで支える(付属語)

のイメージを持ってください。ただし注意点もあるので図で説明します。

はい、上の文章の「が」の部分が接続助詞になります。その前後に、きちんと文と文が存在しているのが見えますね。

もちろん必ず「主語」までセットでついてくれる保証はありませんが、少なくとも「雨だった」「外出した」のように述語っぽさは複数存在することになります。

注意点としては「文と文を繋いでいたら必ず接続助詞」とは覚えないこと。下の文章のように、自立語で文を繋ぐ役割、つまり「接続詞」もありますから、やはり冒頭の自立語と付属語の意識はめちゃくちゃ大事なんですね。

接続助詞のひっかけ

ここで引っかかりやすい点を1つ。文と文を繋いでいるようには見えないのに、実は接続助詞の例を挙げます。

述語と述語(ここからは動詞・形容詞・形容動詞をまとめて用言として説明します)を繋ぐ部分を極限まで短く詰めていくと、例えばこうなります。

「走る」+「いる」→「走っている」(動詞+動詞)

「小さい」+「安い」→「小さくて安い」(形容詞+形容詞)

「綺麗だ」+「穏やかだ」→「綺麗で穏やかだ」(形容動詞+形容動詞)

これらはなんとなく一言で言い切れてしまい、繋いでいる感覚が薄く見えますが、先ほどのように文と文と繋いでいるものと同じ扱いをしてください。よって、ここでのつなぎ目「て」「で」が接続助詞となります。

ちなみに「走って/いる」「小さくて/安い」「綺麗で/穏やかだ」のような連文節の関係を「補助の関係」と言います。これは中学1年で習う「文節と文節の関係」において触れていますが、逆に考えれば

補助の関係は接続助詞「て(で)」で繋いでいる

となるので覚えておきましょう。



終助詞は文末で支える

次に終助詞、これも定義は簡単で、

文末についている助詞は終助詞

と覚えてしまいましょう。もちろん会話文など必ずしも文末ではないこともある、など例外はいくらでもありますが、まずはこの基本を押さえてから、例外は後から出会うたびにゆっくりと覚えてください。

終助詞の注意点

ここで注意点を1つ。文末についている付属語なら終助詞と言いましたが、文末はよく動詞や形容詞、形容動詞が来やすいので、それらの下に終助詞がつくことも多くなります。

ここで

あれ、用言の下につく付属語って助動詞じゃないの?

と立ち止まったあなた、、、賢い!

いいセンスをしているので、自信を持ってください。

結論から言えば、終助詞も助動詞も、用言の下に付くことができます。

助詞なのに動詞の下につくものもあるんですね。早速例外が出てきた感じです。しかし、ここで助動詞と助詞の違いをもう一度考えてみると、

助動詞は活用ありの付属語、助詞は活用なしの付属語

という違いが残ります。今回はこの視点を利用しましょう。つまり、文末についている付属語を見つけた場合、それが活用ありなら(させようと思えばできたら)助動詞、活用なしなら(どうやってこねくり回しても活用できないなら)助詞となります。

簡単な図で実例を見てください。

活用するかどうかは、後ろにさまざまな語を繋げて変化するかどうかで試してみてください。



格助詞はメインで支える

次に格助詞に入ります。文法書ではこれが一番最初に出てくるでしょう。なぜなら助詞の中で、文の格となる部分で支えることが多いからです。適当な文章を考えれば、自然と助詞の中では格助詞が一番多くなるでしょう。

格助詞は10種類だけなので、語呂で覚える

文の根幹部分を支える格助詞ですが、実は10種類しかありません。これくらいなら暗記してしまおうということで、昔からさまざまな語呂が当てられています。私はこの覚え方で育ちました。

「を」「に」「が」「と」「より」「で」「から」「の」「へ」「や」

(鬼が戸より出、からの部屋)

はい、これだけです。ただし2文字の部分は覚えておかないと、正しく10個にならないので注意してください。簡単な例はこんな感じ。

格助詞の注意点

ここで重要な注意点を。先ほどの10個の文字を全て暗記してくださいと言いましたが、これらの文字を見つけたら全て格助詞と判断するのは違います

例えば上の格助詞と全く同じ文字だったとしても、文中の役割として文と文を繋いでいるのであれば接続助詞だし、文末に添えているのであれば終助詞です。

例として「をにがとよりでからのへや」の「が」を例に上げて図にしました。

上の文章の「が」と、下の文章の最初に出てくる「が」は格助詞になります。

しかし下の文章の2つ目の「が」を見ると、これは明らかに「今は雨が降っている」と「もうすぐ晴れるだろう」、つまり文と文を繋ぐ「が」ですよね? よってこれは格助詞ではなく接続助詞になります。

つまり文字よりも役割が優先。この点からも私は接続助詞→終助詞→格助詞→副助詞の順番にフィルターをかける方法を推奨しています。

なぜなら格助詞とたまたま同じ文字だった接続助詞、終助詞は他にもいくつかありますが、このやり方なら先に選別できるからです。この方法、本当におすすめですよ。みんなに広めてください(宣伝)。



副助詞はそれ以外全て

さて、副助詞の扱いは言葉にすると難しくなります。何せ副助詞の「副」自体がおまけ的な意味だし、助詞自体が他の品詞に比べておまけ的存在。つまり「おまけの中のおまけ的存在」。つまり定義で覚えるのはしんどいので、

副助詞は接続助詞、終助詞、格助詞以外全て

と覚えてください。よって今回の私の4種類の分類手順は以下のようになります。

はい、便宜上番号をつけておきました。

つまりスタートラインで①の接続助詞フィルターをかける→当てはまらなかったら②の終助詞フィルター→当てはまらなかったら③の格助詞フィルター④それ以外は全て副助詞

となります。

最後に実践問題で練習して終わりましょう。便宜上、手順は番号での説明とさせていただきます

実践問題

今回はあらかじめ下線部が引いてあるので、それぞれの下線部分で助詞の分類フィルターをかけてください

では順番に番号だけを使って答え合わせしますね。解答部分は袋とじ状態にしておくので、自分で解いてからクリックして解答を見てください。



解答はこちら

「私の」の「の」・・①→②→③より格助詞

「兄は」の「は」・・①→②→③→④より副助詞

「高校で」の「で」・・①→②→③より格助詞

「野球部に」の「に」・・①→②→③より格助詞

「入ったが」の「が」・・①より接続助詞

「私より」の「より」・・①→②→③より格助詞

「家を」の「を」・・①→②→③より格助詞

「出ている」の「て」・・①より接続助詞(補助の関係)

「今から」の「から」・・①→②→③より格助詞

「私も」の「も」・・①→②→③→④より副助詞

「早寝早起きを」の「を」・・①→②→③より格助詞

「しないと」の「と」・・①より接続助詞

「なるぞ」の「ぞ」・・①→②より終助詞

終わりに

以上になりますが皆さんいかがだったでしょうか? ここまでが助詞の単元で最低でも解けるようになってほしいレベルです。

とは言っても助詞の単元自体、かなり難易度の高い部分です。そもそも手付かずのまま受験を迎える人も多いので、この部分は十分強みになりますよ。

このように正確に助詞を分類することができて初めて、それぞれの助詞の意味や用法(見分け問題がほとんどですが)に入ることができます

後日この部分は細かく講義形式で記事にしますが、何度も強調しておきます。今日の講義が助詞の単元では一番大切なので、不安になったら何度も戻ってきてください。

助詞の分類ばかり10問集めて、順番に解いていく記事を作成しました!

【文法問題14】助詞の種類ばかり10問一緒に解こうぜ【テスト対策編】【がこない中学国語文法道場】

助詞の4種類の区別ができるまで、徹底的に解きまくれ!




ちなみにこの記事の動画バージョンはこちら。3万回以上再生されている私のキラーコンテンツになりますので、ぜひこちらもご覧ください。

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それではまた!

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