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感動詞と独立語の違いや間違えやすいものを丁寧に解説・品詞の分類9【中学国語文法】

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どうも!がこないのクボタです。

今回は中学国語文法「品詞の分類」の第9回、「感動詞」の説明になります。

10品詞の中では一番簡単と言われている感動詞ですが、油断すると間違えてしまう部分もゼロではありません。

この講義では基本からモヤっとする部分までを丁寧に解説しますので、完璧な理解を目指しましょう。

この講義をきちんと理解することで

感動詞を完璧に抜き出せるようになる

ことを現役講師のクボタが保証します!

なおこの単元の前に、「自立語と付属語」を完璧に抜き出せることが大前提となるので、そちらがまだ不十分な方は以前の記事をご覧ください。

自立語と付属語の抜き出しは、結局文節・単語分けって話【中学国語文法】

中学国語文法の中で大切な単元である「自立語と付属語」を、現役塾講師のクボタが分かりやすく解説します!

また、まだ10品詞の名前があやふやな方は、先に前回紹介した導入編をご覧ください。

10品詞をまずは大雑把に理解しろ!品詞の分類1・全体の概要と導入編【中学国語文法】

中学国語文法の中でトップレベルに大切な単元である「品詞の分類」を、現役塾講師のクボタが分かりやすく解説します!

前回の接続詞の講義はこちら。

接続詞の解説
接続詞と接続語の違いや間違えやすいものを丁寧に解説・品詞の分類8【中学国語文法】

中学国語文法の品詞で簡単とされる接続詞、その中での注意点や接続語との違いを現役塾講師のクボタが分かりやすく解説します!

それでは本日のまとめを先にどうぞ。

感動詞のまとめ

それではやっていきましょう。



感動詞の基本

感動詞は品詞の中で一番見つけるのが簡単ですが、要点を箇条書きにすると以下のようになります。

1. 自立語で活用しない1単語
2. 文の中で浮いているイメージ
3. 感動・あいさつ・応答・呼びかけ・掛け声

1はこの単元「品詞の分類」をイメージして、10品詞の傘を常にイメージしてください。感動詞は、自立語の中で活用しないものに含まれます。

3は後から具体例を順番に挙げますね。

この中で初心者が一番最初に掴んでほしいイメージは2です。

これは中1のときに学んだ「独立語」の見つけ方と同じですが、文の中で浮いている部分を探すだけです。

詳しくは実践で抜き出してみましょう。

以下の文章中から感動詞を抜き出してください。

(1)まあ、なんて綺麗な花なんでしょう。

(2)もしもし、私が久保田です。

はい、簡単ですね。答えは「まあ」「もしもし」の部分が感動詞になります。

この2つの単語、なんとなく文中で浮いているイメージがありませんか?

おそらくその理由は

文頭に出ていて「、」で区切られているから

だと思います。

必ずこのように文頭に出てくる、読点「、」で区切られるとは限りませんが、多くの場合このような表記のされ方をします。

これから具体的に説明する「感動・あいさつ・応答・呼びかけ・掛け声」の性質上、当然と言えば当然ですね。

感動詞の基本



感動詞は大きく分けて5種類

繰り返しになりますが、感動詞は大きく分けて「感動・あいさつ・応答・呼びかけ・掛け声」の5種類に分けられます。

それぞれを簡単に説明するとこんな感じ。

感動・・・心の動き(驚き・喜び・悲しみ・怒りなど)から発する言葉

あいさつ・・・文字通りのあいさつ言葉

応答・・・相手の呼びかけ、問いに答える(返事も含む)言葉

呼びかけ・・・相手に声をかけるときの言葉

掛け声・・・1人または複数で調子や勢いをつける言葉

後から触れますが、必ず文字で決まるわけではありません。まずはこれらに該当したら感動詞ぐらいの目安に使いましょう。

というわけで今から、これら5種類の具体的な使われ方を羅列していきます。何より浮いているイメージと文脈を一番大事にして欲しいので、全て短い例文にします。

感動

おや、あの物体は何だ。

おお、なんてすごい選手なんだ。

あら、もうおしまいかしら。

くそ、次は絶対に負けない。

やれやれ、君の言うことにはうんざりだ。

ほう、そんな風に考えると面白いね。

くぅ〜、疲れました、これにて簡潔です。

あいさつ

おはよう、今日もいい天気だね。

さようなら、みなさん。

ありがとう、いい薬です。

はじめまして、私の名前は久保田です。

応答

はい、そうです。

いいえ、違います。

うむ、私が校長だ。

ああ、そこにいるのが久保田だ。

うん、じゃあ帰ったら電話するね。



呼びかけ

おい、そこの少年。

ねえ、聞いてますか?

なあなあ、昨日のドラマ見たか。

もしもし、鈴木さんですか。

ちょっと、そこのお姉さん。

掛け声

よいしょ、と樽を持ち上げた。

わっしょい、わっしょい、力を込めろ。

えい、と竹刀を振る。

感動詞の注意する点1

活用する動詞を呼びかけや掛け声に使う場合は、感動詞に含めません

あくまでも活用なしが条件です。

走れ、もうすぐゴールだ。(動詞の命令形)

頑張ろう、そうすれば満点が取れるよ。(動詞の未然形)

感動詞の注意する点2

先ほども簡単に触れましたが、全く同じ文字でも文脈によって解釈は異なります。

ええ、そのことは十分承知しております。(応答)

ええ、彼がそんなひどいことを言ったの?(感動)



感動詞と独立語の違い

ここまでの講義を読んでいく中で、中1の文法をきちんと理解している人ほどこう思うはず。

これって独立語と見つけ方と同じじゃん!

これはほぼ正解に近いんですが、厳密には間違いです(それでは間違えてしまうケースがあります)。

というわけで、接続語の見つけ方をもう一度振り返っておきましょう。

次の文から独立語を抜き出してください。

(1)おい、ちょっとそこの君。

(2)おはよう、今日はいい天気だね。

(3)岐阜、それは私が生まれた町です。

独立語はあくまでも「文節の関係」における考え方で、文節単位で抜き出すことが大事です。

感動詞と同じように文の中で浮いている部分を目安に抜き出すと、

「おい」「おはよう」「岐阜」

独立語になります。

独立語の振り返り

はい、ここで勘の鋭いあなたはもう気づきましたね

確かにこれらは1文節と同時に1単語でもあるので、品詞レベルでも答えることができます。

つまり「おい」は感動詞、「おはよう」も感動詞と解釈できます。

ここまでだと「独立語」=「感動詞」と言えそうですね。

しかし次の

「岐阜」

これはどうみても名詞です。

これは独立語の中の解釈としては「提示」、つまり文頭で先に例を挙げるときに使われる用法ですが、感動詞にはならないんです。

まとめると、独立語も感動詞も、「感動・あいさつ・応答・呼びかけ・掛け声」の点から考えれば同じです。

もちろん「文節の関係」としての「独立語」、「品詞」としての「感動詞」の違いはありますからね(テストで逆に書いてはだめ)。

それでも結果的にこれらは同じものを指すことになります。

しかし、独立語の中でも「提示」だけは感動詞になりません

名詞を文字通り、先に「提示」してから本題に入るのが狙いだからです。

感動詞と独立語の違いはこの「提示」の用法だけ押さえておいでください。

感動詞と独立語の違い



まとめ

では今回のまとめをもう一度ご覧ください。

感動詞のまとめ

今ならこれらの意味がしっかりと理解できましたね?

最後の「提示」のひっかけは余程のことがない限り問題に出ませんが、感動詞は文中の浮いたイメージが基本、その上で見分ける基準として「感動・あいさつ・応答・呼びかけ・掛け声」の用法は暗記ではなく文脈で判断してください。

次回は、いよいよ品詞の最終回・付属語の助動詞と助詞を説明します。

それではまた!

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