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中学生 国語文法 用言の活用

活用の種類の見分け方を完全解説・満点取れます!用言の活用1【中学国語文法】

投稿日:2022年7月4日 更新日:

どうも!がこないのクボタです。

今回から中学国語文法「用言の活用」に入ります。

一般的には中学2年生の半ば頃から習うところで、「品詞の分類」を学んだ後、用言(動詞・形容詞・形容動詞)の活用にスポットを当てた単元になります。

その中でも「動詞の活用」は特に重要で、活用の種類について解説した今回と、活用形について解説した次回の2部構成で記事を作成します。

この単元の前に、動詞を品詞としてきちんと抜き出せることが大前提となるので、そちらがまだ不十分な方は以前の記事をご覧ください。

動詞とは?活用ありとは?自動詞と他動詞とは?品詞の分類2【中学国語文法】

中学国語文法の中でトップレベルに大切な単元である「品詞の分類」の中でもトップレベルに大切な品詞「動詞」を、現役塾講師のクボタが分かりやすく解説します!

それでは本日のまとめを先にどうぞ。

それではやっていきましょう!



活用の種類とは

まずはじめに「活用」とはどういうことか、かんたんに振り返りましょう。

以前動詞の記事の中で使った図をご覧ください。

このように活用とは、下に続く語によって、上の動詞の中の音がどんどん変化していくことを指します。

厳密には「音」ではなく「役割」です。「泳げ(ば)」「泳げ」のように、全く音が同じままでも役割が変化しているものは、「活用している」と判断します(次回触れますが、前者が仮定系、後者が命令形)。

まあ厳密さは置いておいて、かんたんに言えば「泳ぐ」が

「泳が」「泳ぎ」「泳ぐ」「泳げ」「泳ご」

のように変化することを指します。

さて、いよいよ活用の種類の話に入ります。

先ほどの「泳ぐ」、特に変化している部分だけ注目すると「が」「ぎ」「ぐ」「げ」「ご」となっていますが、全ての動詞で同じパターンの変化をしてくれるわけではありません

中には全く別の変化パターンをするものもあり、それら活用が変化するパターンのことを文法用語で、

活用の種類

と呼んでいます。

この言葉は、動詞の「活用形」(次回習います)と明確に区別してください。

ちなみに中学国語文法では動詞の活用の種類は5種類あるので、後ほど順番に紹介していきます。

活用の種類は動詞内の話(古典は除く)

活用の種類」とは中学の国語文法においては動詞の中での区別だと思ってください。

「用言の活用」の第3回で習う予定である形容詞と形容動詞の活用では、「活用の種類」なんて言葉は存在しないし、当然問題にも出ません。なぜならどちらも、それぞれ1種類の活用パターンしかないからです。(形容動詞の「〜だ」「〜です」はそれぞれで1種類)

そもそも活用パターンが2種類以上あって初めて「活用の種類」なんて概念が生まれるわけですからね。

ちなみに高校生に入ってから習う「古典文法」においては、形容詞にも活用バターンが複数存在するので、あくまでも中学国語文法の範囲内での話だと思ってください。



活用の種類の一番大事な考え方

それではいよいよ活用の種類の説明に入ります。

結論だけ先に申し上げますと、活用の種類は全部で5種類あります。それぞれに「〜活用」という名前がついており、その名称自体は漢字で完璧に覚える必要がありますが、理屈とセットで説明していくので大した問題ではありません

それよりも問題なのは、5つの活用の種類の中身の音を暗記しようとすることです。

例えば後から習いますが五段活用なら

「あ・い・う・う・え・え・お」

って感じで中身の暗記をすることです。

何度もやっていけば自然と覚えることなので、記憶に残すこと自体は問題ではありません(覚えておいて損はない)。

しかし初学者がこの中身の音から覚えようとすると、活用の種類は5種類、つまり5パターンの音を暗記することになり、一気にハードルが上がります

そこで私はこのようにアドバイスします(今日一番大事なポイント)。

続く音さえ覚えれば、あとは勝手に出来上がる

続く音は「ない」「ます」「。」「とき」「ば」「(命令)」「う(よう)」

この続く音のパターンだけを覚えて、毎回動詞をこれにつなげて読もうとすれば、これから紹介する活用の種類5つは全て自然に出来上がります

先ほどの「泳ぐ」を例に挙げれば

泳がない 泳ぎます 泳ぐ 泳ぐとき 泳げ 泳げ 泳ごう

こんな感じです。ちなみにこれは五段活用と言い、名前の由来は後ほど説明します。

他のどんな動詞も、この続く音に当てはめてしまえば自然と活用パターンが出来上がるので、是非ともこのやり方を身につけましょう。



五段活用(活用の種類①)

では今から活用の種類を順番にその(名前の)由来とともに紹介します。

最初だけ少し丁寧に説明します。

次の図を見てください。

表を使って説明するので縦書きになります。この表は活用表と言って、国語文法の中では非常によく目にするものなので、見方に慣れていってください。

左側に「走る」という動詞が入っていて、続く音(右の赤字)によってどう音が変化するのかを縦に見ていくのが基本です。

ちなみに、どんなに活用させても常に変わらない「走」の部分を語幹と言います。

活用表を記入した結果はこんな感じ。

つまり動詞「走る」

走ら 走り 走る 走る 走れ 走れ 走ろ

と活用することになります(ここまでが1単語としての動詞)。続く音の部分は動詞に入れないでくださいね。

語幹の「走」の下部分からが、実際活用する部分です。

ら・り・る・る・れ・れ・ろ

となりました。覚えないでくださいよ、自然と出来上がったんです。

母音に戻すと

a・i・u・u・e・e・o

ア段・イ段・ウ段・エ段・オ段の五段全て使っているこのパターン五段活用と言います。

もちろん先ほど紹介した「泳ぐ」も、五段活用になります。なぜ五段という名前になるのか、その理屈がわかればもう忘れないはずです。



上一段活用(活用の種類②)

ここからは説明を簡略化していきます。続く音は同じなので安心してください。

動詞「見る」を先ほどと同じように活用させると(分かりやすく平仮名で)、

みない みます みる みるとき みれば みろ みよう

「みよう」は「みない」と同じ「み」だけなので一緒とみなして、活用部分だけ注目すると

み・み・みる・みる・みれ・みろ

母音化すると

i・i・iる・iる・iれ・iろ

全部イ段から始まっている、このような活用パターンを上一段活用と言います。

名前の由来は「イ段」の考え方です。アイウエオの五段の中で、「イ段」は真ん中「ウ段」から上に一段目の部分、だから上一段活用と言います。真ん中基準っていうのが珍しいですね。

ちなみに「見る」は、「み」の部分からもう活用が始まっているので、語幹はありません

同じ上一段活用でも「生きる」は、語幹「生」があって、その下から同様のパターンで活用していきます。

この辺の活用表の見方は、次回の「活用形」で役立つので、徐々に慣れていきましょう。



下一段活用(活用の種類③)

動詞「寝る」を先ほどと同じように活用させると(分かりやすく平仮名で)、

ねない ねます ねる ねるとき ねれば ねろ ねよう

「ねよう」は「ねない」と同じ「み」だけなので一緒とみなして、活用部分だけ注目すると

ね・ね・ねる・ねる・ねれ・ねろ

母音化すると

e・e・eる・eる・eれ・eろ

全部エ段から始まっている、このような活用パターンを下一段活用と言います。

名前の由来は「エ段」の考え方です。アイウエオの五段の中で、「エ段」は真ん中「ウ段」から下に一段目の部分、だから下一段活用と言います。



カ行変格活用(活用の種類④)

ここからは変則的なものを。

動詞「来る」を先ほどと同じように活用させると(分かりやすく平仮名で)、

こない きます くる くるとき これば こい こよう

「ねよう」は「こない」と同じ「こ」だけなので一緒とみなして、活用部分だけ注目すると

こ・き・くる・くる・これ・こい

なんだか統一性のない、変なパターンですね。

よってカ行で変な活用をしているこのパターンを、カ行変格活用と言います。略して「カ変」と言いますが、テストでは正式名称で書きましょう。

大事なのは、活用の種類がカ変になる動詞は「来る」だけだということ。

今まで紹介した五段活用、上一段活用、下一段活用にはさまざまな動詞があり、いちいち確かめて判断する必要がありますが、カ変は「来る」だけ。逆に活用の種類の問題で、「来る」を見つけたらすぐに「カ行変格活用」を答えれば正解になるので、ある意味サービス問題です。



サ行変格活用(活用の種類⑤)

動詞「する」を先ほどと同じように活用させると、

しない します する するとき すれば しろ しよう

「しよう」は「しない」と同じ「し」だけなので一緒とみなして、活用部分だけ注目すると

し・し・する・する・すれ・しろ

これも統一性のない、変なパターンですね。

よってサ行で変な活用をしているこのパターンを、サ行変格活用と言います。略して「サ変」と言いますが、テストでは正式名称で書きましょう。

大事なのは、活用の種類がサ変になる動詞は「する」と「〜する」だけだということ。

逆に活用の種類の問題で、「(〜)する」を見つけたらすぐに「サ行変格活用」を答えれば正解になるので、ある意味サービス問題です



問題を解くときの基本

それでは今からいよいよ活用の種類を答える練習に入ります。次の傍線部の活用の種類を答えてください。

彼は必死にもがいていた。

「もがい」とは動詞「もがく」のことですね。今まで覚えた5種類のどれになるのか、そのときのアプローチの大前提として、

初心者は続く音で、その場で活用させて判断する

ことを心がけてください。

つまり、何も新しいことはしなくていいんです。冒頭で覚えた続く音で、先ほどを同じように繋げてあげれば、

もがかない もがきます もがく もがくとき もがけば もがけ もがこう

説明は省略しますが、「かきくけこ」の五段が見えます。つまり答えは五段活用

いちいち綺麗な活用表を作り上げる必要はありません。慣れてきたら頭の中でできるようになります。

とにかく続く音さえ覚えておけば、あとはどうにかなるという楽な気持ちでいてください。脳への負担は最小限でいきましょう。

※ちなみに問題文「もがい」となっており「い」の部分は活用表にも出てきませんが、これは「音便」と言って、さらに言いやすく変化させたものです(イ音便)。詳しくは次回の講義で紹介しますね。

もう1問だけいきましょうか。次の傍線部の活用の種類を答えてください。

飽きるまでゲームをする。

今回は答えを袋とじ状態にしておくので、できたらクリックして答えを確認してください。



解答はこちら
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どうでしたか? これで活用の種類は全て解けますが、最後に役立つショートカットを教えますね。

活用の種類は「ない」をつけて見分けろ(ショートカット)

今から教えるやり方は、活用の種類を見分けるときのショートカットです。

大変便利でこれだけ覚えて受験に臨む生徒もいますが、初めはきちんとした手順で見つける正攻法を必ず身につけてください。入試本番でド忘れしたとき、基本に戻ればなんとかなりますからね。

それではショートカット版の手順をまとめた図はこちら。

「来る」「(〜)する」は見つけた瞬間にカ変・サ変とする

それ以外の動詞は下に「ない」を繋げる

「ない」の上がア段・・・五段活用

「ない」の上がイ段・・・上一段活用

「ない」の上がエ段・・・下一段活用

これだけです。注意点としては「カ変」「サ変」だけ、「ない」をつける前に見つけておくことだけ。

ではこのやり方で図の問題を解いていくと、

走る+ない→走「ら」ない(五段活用)

上げる+ない→上「げ」ない(下一段活用)

上がる+ない→上が「ら」ない(五段活用)

浴びる+ない→浴「び」ない(上一段活用)

どうですか? めちゃくちゃ簡単ですね。

それでも間違えてしまうパターンは、元の動詞を他の動詞に改変してしまうことです。以前「自動詞」と「他動詞」で触れたように「上がる」と「上げる」をごちゃごちゃにして「ない」をつけると、判別結果が変わってくるので注意してください

自動詞と他動詞の違いはこちら。

動詞とは?活用ありとは?自動詞と他動詞とは?品詞の分類2【中学国語文法】

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まとめ

では今回のまとめをもう一度ご覧ください。

今ならこれらの意味がしっかりと理解できましたね?

動詞の活用の種類は、ここまでの理解で入試は100パーセント対応できます発展問題なんてさっきの自動詞・他動詞ぐらいのものなので、この単元は必ず満点を狙ってください。

次回は、活用の種類と並んで入試定番の「動詞の活用形」に入ります。

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それではまた!

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