どーも、がこないのクボタです。今回は塾に行っていないお子さんや親御さんを支援する目的で始めた教科書連動シリーズの文章版。テスト対策として(一度学校で習った生徒用)の復習版になります。
今回は中1英語(NEW HORIZON)のUnit10の要点まとめ記事になります。
Unit10は中学1年生後期での最重要単元「一般動詞の過去形」になります。
ここは一旦つまずくと2年生、3年生の英語でずっと足を引っ張ることになる超重要単元です。しっかりとトレーニングをして、過去形がすらすら作れるようになりましょう。
「〜する」→「〜した」が過去の合図
過去形とはその名の通り「過去に行われた動作」を表します。例えば「食べる」という動作を昨日したなら、
昨日カレーライスを食べた。
のようになりますね? つまり日本語だと「食べる」が「食べた」に変わります。他の動作を例に取ると「見る」は「見た」、「走る」は「走った」とすることで過去の動作となります。
つまり最初は大雑把にまず中1の皆さんは、
語尾に「た」がついていたら過去の出来事
と判断してください。
厳密に言えば中3に上がると、現在完了形という単元で「〜した」という表現が出てきますが、中1の段階ではそこまで考える必要はありません。
基本は一般動詞の語尾に"ed"
一般動詞の過去形の作り方の基本はこちら。
一般動詞の語尾に”ed"をつける
これだけです。もちろん三単現のsの時のように、語尾によって多少の変化系はありますが、ここでは割愛します。
例題を何点か。
このタイプの問題は通常、問題部分に訳はありません。「毎日」を「昨日」にした時点で過去形だと判断させる問題です。
答えはこちら。
こんな感じ。大事なのは”play”を過去形の”played”にしている点で、元の文についている三単現のsはそのまま下さないでください。三単現の「現」は現在のことです。過去形ではそもそも全く関係ありません。
ではもう1問だけ練習します。
今回の一般動詞は”study”。例えば三単現の時なら”study”→”studies”のように、「yをiに変えて”es”」としていました。過去形の”ed”も、全く同じルールを適応させます。
はい、こんな感じ。ちなみに「昨日」を表す”yesterday”や「昨夜」を表す”last night”などは、中1の最初のころは文末につける認識で構いません。次回の記事で他の過去を表すフレーズ類は紹介します。
過去形には不規則変化が多い
ここまでは動詞の語尾を変化させるという意味では、三単現のsと似ています。いやむしろ、過去形では主語によって動詞を変化させる必要はなく、どんな主語でも過去形にすれば良いので、三単現のs よりも簡単と言っても過言ではありません。
ただし三単現のルールのとき、動詞の”have”だけは不規則な”has”に変化させると習いましたね?
実際過去形にもこのような不規則変化は存在します。例えば”have”の過去形は”had”となります。
注意すべきは、このような不規則変化を起こす動詞が過去形には非常にたくさんあるという点です。今からUnit10で出てくる不規則変化を紹介しますが、今後このような不規則変化はどんどん出てきます。「なんとなくではなく、確実に覚えるものなんだ」と心に留めておいてください。
それでは先ほどのように例題を解いてみましょう。
一般動詞の”see”は過去形になると不規則変化を起こします。よって解答はこちら。
何度も繰り返しますが、不規則変化は必ず覚えるものです。「できたら覚える」くらいの中途半端さは、学年が上がるにつれて痛い目を見るので、今後出てくる不規則変化はその都度必ず覚えてください。
否定文・疑問文は一般動詞のルール通り。
次に一般動詞の過去形の否定文・疑問文に入ります。ここでも新しい知識は最低限で済むように、まずは一般動詞の否定文・疑問文の作り方をおさらいしましょう。
はい、まずはこの文章を否定文・疑問文、そしてYes/Noで答えてみてください。
考え方として、この文章の主語は”You”、一般動詞は”play”です。be動詞ではないので、絶対に「主語と動詞を入れ替える」としないでください。
答えはこんな感じ。
できましたか? これはUnit1で習うことなんですが、新しいことをどんどん覚えるにつれて、最初のことができなくなる生徒が多いので気をつけてください。
「doの過去形はdid」覚えるのはここだけ!
では今回のテーマである、一般動詞の過去形の否定文・疑問文に入ります。
ここで実は覚えるべき点はただ1点だけ。先ほど一般動詞の否定文・疑問文で使っていた”do”を、不規則変化表で触れたように過去形の”did”に変えるだけ、それ以外は一般動詞のルール通りになるんです。
このようになります。もう一つだけ注意点を挙げると、基準の文章では過去形は”played”の部分に”ed”の形で出てきましたが、否定文・疑問文では”didn’t”や”Did”の部分で出てきました。
つまり、後ろの”play”にはもう”ed”の形は必要ないことになります。逆に、
“You didn’t played 〜”などと書くと、過去形の形は”didn’t”と”played”で二重につくことになります。もちろんその必要はないので、後ろの一般動詞は原形に戻してあげてください。
前半は以上、ここまでがUnit10の一般動詞の過去形における、
「どんなに英語の苦手な生徒もここまでは理解してね」
のラインになります。
次回後半では、さらにUnit10の中から注意すべき点をピックアップして紹介したいと思います。
また今回の講義を、動画バージョンでご覧になりたい方はこちらです。
それではまた!